車の塗装は、時間が経つと劣化します。
「何が原因で塗装が劣化してしまうのか?」と疑問に思う方も多いと思います。
今回の記事は、上記の劣化原因と対処法を詳しく解説していこうと思います。
この記事は5分程で読み終わります。
愛車を綺麗に保つために役に立つ内容になってますので、是非最後まで目を通してみてください‼
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車の塗装が劣化する原因
紫外線
塗装が劣化する一番の原因は紫外線と言われており、長年にわたって紫外線を浴び続けると「塗装剥がれ」や「チョーキング現象」という劣化現象が起きる原因となります。
特にルーフ(屋根)やボンネット、ヘッドライトなどは紫外線によるダメージを受けやすいです。
車庫に入れる、カバーをかけるなどして対策しましょう。
花粉の付着
花粉は雨などで濡れると、非常に粘度の高い「ペクチン」という成分が染み出し塗装に付着し、放っておくとシミになってしまいます。
車に花粉を付着させないのはなかなか難しいので、定期的に洗車を行ってシミにならない様に対策しましょう。
鉄粉の付着
鉄工所や線路の近くに車を駐車しているとボディに鉄粉が付着し、雨に濡れると錆びます。
洗車してもボディがザラザラな場合は鉄粉が付着している可能性が高いので、鉄粉取り用の粘土や鉄粉除去剤を使って除去しましょう‼
鳥のフン・樹液
鳥のフンには強力な酸性の消化液が含まれています。
あまり長い期間放置すると、シミになる原因となりますので気付いたらすぐ洗い流すことをオススメします。
樹液が車に付着し長時間放置すると塗装内部へ浸透し、シミや色あせなどの原因になります。
放置しすぎると固着して取れにくくなってしまうので、気付いたときに洗剤で洗いましょう。
酸性雨
酸性雨とは言葉の通り酸性の雨のことで、雨水のpH数値が5.6未満になった場合酸性雨と呼ばれています。
降り始めの雨程pH数値が低くなり、長雨になるとpH数値が高くなり中性に近くなります。
6月~9月の通り雨の後に気温の高い晴天になると、車の平面部の塗装はとてもダメージを受けます。
水あか
車の塗装によく見られる白いシミの正体は、イオンデポジットやウォータースポットと呼ばれる汚れです。
イオンデポジット
イオンデポジットとは、ボディについた雨水や水道水が蒸発する時、カルシウムやナトリウムなどのミネラル分だけが塗装面に残り白く固着したものです。
ウォータースポット
イオンデポジットを長時間放置したことで、塗膜内部にシミが浸透し、塗装の表面が陥没した状態のことです。
ミネラル分が付着するとどうなる?
- 白いシミでボディがくすんで見えるため、見栄えが悪くなる
- 水ハジキが悪くなる
水ハジキが悪い状態が続くと汚れが付着しやすくなり、塗装の劣化を早めてしまいます。
撥水効果のあるコーティングやワックスをかけていても、その上にミネラル分が付着すると撥水効果は薄れてしまいます。
イオンデポジット・ウォータースポットの除去方法
- ウォータースポットリムーバーで除去
- 磨きで除去
- プロに相談
- カーシャンプーで洗車し、拭きあげる
- 濡らして固絞りしたマイクロファイバークロスにリムーバーを染み込ませボディに塗り込み、30秒~1分程度放置し、その後、乾いたマイクロファイバークロスで拭きあげる。もしくは水で流す。
- 車全体水アカ除去が終われば、もう一度に水洗いし綺麗に拭きあげる。
磨きで水あかを除去する場合、ポリッシャーとコンパウンドとある程度の知識が必要になります。
磨きが弱いと水あかは消えず、磨きすぎると塗装が剥げてしまいます。
塗装の表面汚れの水あかはリムーバーで除去し、陥没したウォータースポットは磨きで除去することをオススメします。
どちらも自信がない方は、お近くのプロショップに相談しましょう‼
まとめ
塗装が劣化する一番の原因の紫外線を対策しないと、「塗装剥がれ」や「チョーキング」などの劣化現象が起こってしまうのか?と疑問に思う方も多いと思います。
何十年も紫外線を浴び続ければ、塗装の劣化現象は起こります。
ですが、洗車をして紫外線ダメージ以外の劣化原因を阻止することが出来れば、車の塗装が劣化することを遅らせることが可能ということです。
車の塗装を劣化させないためには、普段から洗車をしたり車の手入れをしてあげることがとても大切になってきます。
正しい知識を身につけて、自分の車は自分で守りましょう‼
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