【step3】塗装前の足付け作業を詳しく解説!

足付け

「足付け」という作業を簡単に説明すると、塗装する物体に傷を入れることです。

塗装物に傷を入れるといっても「何を使って傷を入れるのか?」「なぜ塗装前に傷を入れる必要があるのか?」「どれくらいの深さの傷を入れたらいいのか?」と、たくさんの疑問が浮かぶと思います。

今回の記事では、「足付けに使用する道具」「足付けの役割」「足付けの深さ」 について詳しく解説していこうと思います。

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足付けに必要な道具

足付けに必要な道具
足付けに使用する道具
  • 空研ぎペーパー
  • 水研ぎペーパー
  • 足付けスポンジ
  • 当て板

空研ぎペーパー

空研ぎペーパーと当て板

空研ぎペーパーとは、塗装面を研磨する時に水を使用しないペーパーの事で、パテ研ぎなどに使用する研磨ペーパーと比べて少し柔らかいです。

当て板もスポンジのような柔らかい素材なので、平面の足付けだけではなく、曲面の足付けにも使用することが出来ます!

空研ぎペーパーはプロ用なので、50枚入り約4000円でネットで販売されています。

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水研ぎペーパー

水研ぎペーパーと当て板

水研ぎペーパーとは、塗装面を研磨する時に水で濡らしながら使用する水に強いペーパーの事で、空研ぎペーパーに比べて少し硬いです。

当て板は硬めのスポンジの様な素材で、ペーパーを巻き付けて使用します。
平らな当て板や丸い当て板など、当て板の形を変えることで平面や曲面などの足付けをすることが出来ます。

平面用の当て板と曲面用の当て板

耐水ペーパーは、ホームセンターで購入出来るので、誰でも簡単に手に入ります!

👇【step3】の次は【step4】へ進もう!👇

当て板は必要?

ペーパー類を使用する時、「当て板は必要?」「当て板無しで足付けをするのはダメなの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思うので、当て板の重要性を画像を使って解説していこうと思います。

まず、当て板無しで足付けしてみます。

当て板無しの足付け

当て板無しで足付けを行うと、指先で押さえている場所にのみ足付け傷が入ってしまい、不均一な足付け傷になってしまいます。

次に、当て板を使って足付けしてみます。

当て板有りの足付け

当て板を使用することで、ペーパー全体が塗装面に当たるため、均一な足付け傷になります。

薄いペーパーを手で押さえながら足付けをするのはとても大変です。
当て板を使用することで力を入れやすくなり、均一な足付け傷を入れることが出来るので、作業効率も大幅に上がります。

足付けスポンジ

プロ用の足付けスポンジ (メーカー:3M)

足付けスポンジは、研磨粒子を付着させた合成繊維を網目状に加工したもので、研磨力はあまりありません。
「ペーパーでは足付けしにくい曲面の足付け」「広範囲の足付け」「色剥げさせたくない場所の足付け」「未塗装樹脂パーツの足付け」などに良く使用します。

👇 ホームセンターで購入出来る足付けスポンジ 👇

SHINEXの足付けスポンジ

足付けの役割

足付けの主な役割は、「塗料が付着する表面積を広げる」「塗装面の汚れの除去」「古いコーティングやワックス分の除去」の3つがあります。

塗料が付着する表面積を広げる

※ 足付けの役割の中で1番大切な役割です!

👇 足付けをイラストで解説 👇

少しでも塗料が付着する表面積を広げるために足付け作業を行うという事です!

塗装面の汚れの除去

足付けで塗装の表面に傷を入れることで、塗装の表面に付着した汚れを削り落とします。

塗装の表面には、水アカ汚れや鉄粉による茶色の錆、ピッチやタールなどによる黒いシミ汚れなど様々な汚れが付着しています。
汚れが付着したまま塗装をすると、汚れを塗装でコーティングするようになり、2度と落ちない汚れになってしまいます。

👇 汚れの付着をイラストで解説 👇

なので塗装前は、足付けで汚れを綺麗に除去しておく必要があります!

ドアミラーを外した場所に水アカが付着している

上の写真は、ドアミラーを外した時の写真です。
雨や洗車などでよく水が溜まる場所には、水垢汚れが付着しています。
他にも、ピッチやタールなどによる黒いシミ汚れや、鉄粉による茶色の錆などを塗装前にしっかり除去する必要があります。

汚れが残ったまま塗装してしまうと、汚れをコーティングするのと同じなので、2度と落ちない汚れになってしまいます。

水垢を足付けで綺麗に除去

足付けスポンジと足付け洗剤を使用してゴシゴシ擦り、水アカを除去した写真です。
綺麗な状態で新たな塗装を行いましょう。

砂汚れが酷い場合は、足付け洗剤でゴシゴシ洗う前に水拭きや水洗いで砂汚れを除去してから足付け作業を行ってください。(砂汚れで深い傷が入ることを防ぐため)

古いコーティングやワックス分の除去

水や汚れを付着しにくくするために施工しているコーティングやワックスの上に塗装は密着しにくいので、塗装面の汚れの除去と同じで、塗装の表面に傷を入れることでコーティングやワックス分を削り落とします。

ふじもん
ふじもん

ガラスコーティングを施工している場合は、専用の除去剤を使用しないとコーティングが除去出来ない可能性が高いので、プロに相談しましょう!

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足付けのやり方

足付けのやり方はとても簡単で、ペーパーや足付けスポンジを使って、足付けしたい場所に浅く傷を入れるだけです。

「浅く傷を入れるといっても、どのくらい足付けすればいい?」と思う方も多いと思いますので、足付けの目安を画像で解説します。

塗装に足付けをする目安

足付け前(左側)と足付け後(右側)

自動車の塗装を下から覗き込むと、塗装の表面が少し波打っているように見えます。
これを塗装の「塗り肌」と呼びます。

塗装の上に塗装をする時の足付けは、塗り肌が無くなるまでしっかり足付けをします!

不十分な足付け

上の画像は、足付けが不十分な状態です。
塗り肌の高い部分には足付け傷が入っていますが、塗り肌の低い部分には足付け傷が入っていない状態です。

【サフェーサーを塗装する場合】 400番 ~ 600番 程度
※サフェーサーは粘度が高いので、足付けは少し粗い傷を入れる

【色、クリアを塗装する場合】 800番 ~ 1000番 程度

未塗装樹脂パーツに足付けをする目安

足付け前(左側)と足付け後(右側)

未塗装樹脂パーツの表面は凸凹しているので、研磨ペーパーで足付けをしても低い所に足付け傷は入りません。
なので、未塗装樹脂パーツの足付けには研磨ペーパーは使用せず、足付けスポンジを使用することが多いです。

【未塗装樹脂パーツに足付けを行う場合】 800番 ~ 1500番

アルミ、鉄などを足付けする目安

足付け前(左側)と足付け後(右側)

アルミや鉄などは素材が硬いので、深い足付け傷は入りません。
なので塗装が密着する表面積を増やす目的というより、素材の表面の汚れを削り落とす目的で足付けを行うことが多いです。

【アルミや鉄などに足付けする場合】 400番 ~ 600番

まとめ

今回の記事の大切な内容をまとめると、

  1. 「足付け」という作業は、塗装物に傷を入れることで「塗料が付着する表面積を広げる」「塗装面の汚れの除去」「古いコーティングやワックス分の除去」の3つの役割があります。
  2.  ペーパーを使用する時は、当て板を使用すると「足付けする時に力が入れやすくなる」「均一な足付け傷を傷を入れることが出来る」など、作業の効率が良くなります。
  3.  塗装の上に塗装をする時の足付けは、塗り肌が無くなるまでしっかり足付けをします!
  4.  未塗装樹脂パーツの足付けには研磨ペーパーは使用せず、足付けスポンジを使用することが多いです。
  5. アルミや鉄などは素材が硬いので、深い足付け傷は入りません。
    なので塗装が密着する表面積を増やす目的というより、素材の表面の汚れを削り落とす目的で足付けを行う

足付けは、塗装前の下準備の中で最も大切な作業です!
足付けをしないと塗装が密着しないというわけではありません!

足付けをしなくても塗装は密着しますが、数年後に密着不良で塗装が剥がれる恐れがあります。

どれだけ綺麗に塗装をしても、剥がれてしまったら意味がないですよね。
新しい塗装をしっかり密着させるために、しっかり足付けする必要があります。

👇【step3】が読み終わったら【step4】はこちらから 👇

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