同じ樹脂パーツでも、塗装済みの樹脂パーツと未塗装の樹脂パーツとでは塗装前の下準備が少し違います。
今回は、塗装済みの樹脂パーツを再塗装するやり方を詳しく解説していこうと思います。
実際の作業を用いて解説するので、画像と動画が多めになっています。
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塗装の状態の確認
👇 塗装の状態の確認動画 👇
再塗装の下準備を行う前に、塗装を行う部品の塗装の劣化状況や1液塗料が使用されているのか、2液塗料が使用されているのかの確認をする必要があります。
今回塗装する部品は、2液塗装の上に足付け無しで1液のクリアが塗装されていたようです。
シンナーで1液クリアを綺麗に除去すると、本来の綺麗な塗装肌が出てきました‼
塗装肌は綺麗ですが小傷がいくつかあったので、足付け ➡ サフェーサー ➡ 塗装の順番で作業を進めていこうと思います。
小傷の研磨、足付け
塗装されていた1液クリアをシンナーで除去して、下から出てきた2液塗装に小さな塗装剥がれがいくつかあったので、足付けのついでに修正していこうと思います。
今回塗装するパーツの小傷は塗装が剥がれているだけなので、パテは使わずサフェーサーのみで修正しようと思います!
👇 小傷(軽い塗装剥がれ)の修正解説イラスト 👇
塗装物に凹みがある場合は、パテを使用して修正します‼
凹みが無く塗装剥がれのみの場合は、サフェーサーのみで修正可能です‼
今回塗装する樹脂部品は、平面だけではなく曲面もたくさんあります。
耐水ペーパーは硬い(しっかりしている)ので、曲面の研磨、足付けには向いていません。
なので今回は平面の小傷の研磨を耐水ペーパーで行い、全体の足付けは足付けスポンジで行います。
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サフェーサーの塗装
小傷の研磨、足付け後の写真です。
小傷を研磨した部分の樹脂素材が剥き出しになってしまいました。
このような状態の部品にサフェーサーを塗装する場合は、樹脂素材が剥き出しの部分にのみ樹脂用プライマーを塗装し、サフェーサーは全体に塗装します。
色剥げの範囲が広い場合は、全面にプライマーを塗装しましょう‼
👇 部分的に樹脂素材が剥き出しになってしまった場合のサフェーサー塗装のやり方👇
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塗装前の足付け
サフェーサーが完全に乾燥したら、耐水ペーパーの800番を使って小傷があった場所の研磨と塗装前の足付けを行います。
「サフェーサーの足付けはどのくらい研磨すればいいのか?」と疑問に思っている方もいると思うので簡単に説明すると、乾燥後のサフェーサーを触ってみると少しザラザラしています。ザラザラの塗装面がツルツルになるまでペーパーで研磨すればOKです。
研磨しすぎるとサフェーサーを削り落としてしまうので気をつけましょう‼
塗装
サフェーサーの足付け ➡ 水拭き ➡ 脱脂 まで作業が終わったら、あとは自分好みの色に塗装するだけです。
塗装前の下準備は塗装物の状態や素材によって違いますが、塗装のやり方はどれも同じです。
今回のパーツは艶有りの黒で仕上げました‼
お疲れさまでした👍
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