バイクの燃料タンクの再塗装のやり方を詳しく解説します‼

塗装作業例
モンキーの燃料タンクの塗装前と塗装後

今回は、約20年前の塗装状態の悪いバイクの燃料タンクの再塗装のやり方を紹介していこうと思います。

実際の作業を用いて解説するので画像と動画が多めになっています。

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塗装状態の確認

バイクのタンクの塗装前の状態

再塗装の下準備を行う前に、塗装を行う部品の塗装の劣化状況や1液塗料が使用されているのか、2液塗料が使用されているのかの確認をする必要があります。

スプレーシンナーとウエス(キッチンペーパー)
確認方法
  • シンナーをウエスに染み込ませ、再塗装を行う部品を拭き上げる。
    塗装がシンナーに溶ければ1液塗料が使用されている、溶けなければ2液塗料が使用されているということになります。
  • 1液塗料が使用されていた場合、シンナーで綺麗に除去、シンナーで除去出来なければペーパーで研磨して除去、範囲が広い場合は剥離剤を使用して塗装を全剥離した後にサフェーサーを塗装します。
  • この時使用するサフェーサーは、1液サフェーサー(硬化剤を混ぜ合わせない速乾サフェーサー)を使用するとチヂミが発生する可能性が高いので、2液サフェーサー(硬化剤を混ぜ合わせた遅乾サフェーサー)をオススメします。
  • 2液塗料だった場合、塗装に傷が無ければ足付けのみで再塗装、傷がある場合は足付け ➡ サフェーサー ➡ 塗装 の順番で作業を行う.
シンナーで拭き上げる前とシンナーで拭き上げた後の塗装状態

今回塗装する部品は、2液塗装の上に1液のクリアが塗装されていました。
スプレーシンナーで1液クリアを除去しようと思ったのですが、塗装が厚塗りされていたため綺麗に除去することが出来ませんでした。
なので今回は、ペーパーで研磨して1液塗装を除去していこうと思います。

塗装の研磨

サンドペーパーと当て板

シンナーで除去できなかった1液塗装、ステッカーを剥がした時にできた塗装の段差、所々ある小さな色剥げを 180番 ➡ 240番 ➡ 320番 ➡ 400番の順番で研磨していきます。

塗装剥がれをサフェーサーで修正する方法

まず180番のペーパーで塗装を研磨し、ステッカーを剥がした時に出来た段差と色剥げしている部分を滑らかにしていきます。
再塗装をするので色剥げしても構いません。
躊躇せずにゴシゴシ塗装を研磨してください‼

塗装の段差の確認は、軍手のような滑りやすい手袋を着用して触ると分かりやすいです。
ある程度段差が無くなったら、燃料タンク全体を 240 ➡ 320 ➡ 400番 で研磨します。

塗装が剥げている場所と塗装が付着している場所なので、塗装の段差が完全に消えることはありません。
多少の段差は必ず残ります‼

塗装の研磨後

研磨が終了しました。
色が残っている所と鉄板が剥き出しの場所がありますが、手で触ってみて段差があまり無ければOKです。

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サフェーサーの塗装

2液サフェーサーとシンナーと硬化剤

400番のペーパーまで研磨が終了したら、水拭き ➡ シリコンオフ を行い、燃料タンク全体に2液サフェーサーを塗装します。

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塗装前の足付け

サフェーサーの研磨に使用する耐水ペーパーと当て板

サフェーサーが完全に乾燥したら、耐水ペーパーの800番を使って塗装の段差があった場所の最終研磨と塗装物全体の足付けを行います。

乾燥したサフェーサーを素手で触ってみると少しザラザラしています。
塗装物全体の足付けは、ザラザラの塗装面がツルツルになるまで研磨すればOKです‼

塗装

サフェーサーの足付け ➡ 水拭き ➡ 脱脂 まで作業が終わったら、あとは自分好みの色に塗装するだけです。
塗装前の下準備は塗装物の状態や素材によって違いますが、塗装のやり方はどれも同じです。

再塗装完了後のバイクの燃料タンク

今回のパーツはこんな感じで仕上げました‼
お疲れさまでした👍

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