「塗装後の磨き作業で、角が色剥げしてしまった」という経験ありませんか?
ポリッシャーを使用して角やプレスラインの磨きを行うと、色剥げする確率がとても高いです。
バフの回転方向を考えて磨きを行えば色剥げする確率を減らす事は出来ますが、慣れと経験が必要になります。
「ポリッシャーを使ったことが無い」「ポリッシャーで角を磨くのが怖い」「磨き作業で失敗したくない」という方にオススメなのが、手磨きバフです。
今回は、手磨きバフの使い方やどのような時に役に立つのかなどを詳しく解説していこうと思います!

手磨きバフは、手で磨くので、色剥げする確率をかなり減らす事が出来ます。
初心者の方でも簡単に使えるのでオススメです!
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手磨きバフとは

手磨きバフとは、表面がウールバフと同じ素材、裏面がスポンジバフと同じ素材の手磨き専用のバフで、ポリッシャーが入らない狭い場所の磨きや、色剥げする確率の高いプレスラインや角の磨きに使用します。
布ウエスやマイクロファイバークロスなどで磨くことも出来ますが、研磨力もあまりありませんし、磨きムラが出来てしまうので、あまりオススメしません。
👇 手磨きバフでの磨きと布ウエスでの磨きの比較 👇
手磨きバフの使い方

手磨きバフを使用する順番は、上の画像の通りです。
ポリッシャーで使用するバフと同じで、ペーパーの研磨傷や、頑固な汚れや水アカなどを磨く時は、ウール側を使用し、コンパウンドは粗目を使用します。
粗目のコンパウンドに含まれる研磨粒子は大きいので、深い磨き傷が入ります。
塗装面に粗い磨き傷が残った状態で太陽の光などが当たると、細かい線傷が入ったように見えます。
なので、手磨きバフのスポンジ側と細目のコンパウンドを使用して、深い磨き傷を磨く必要があります。
そして仕上げに、細目のコンパウンドを使用した時の浅い磨き傷を、仕上げ剤や極細目のコンパウンドを使用して磨きます。
仕上げの磨きを行う時も手磨きバフのスポンジ側を使用しますが、細目のコンパウンドを使用した手磨きバフとは違うものを使用してください‼
※手磨きバフは、厚みの違う2つのバフがセットで販売されているので、磨き用と仕上げ用で分けると良いと思います。
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実際に手磨きバフを使用した磨き

塗装後に、3000番のペーパーで研磨した塗装面です。

まず、ペーパーで研磨した塗装面の角のみを、手磨きバフのウール側と粗目のコンパウンドで磨きます。 (ペーパーの傷が消えるまでしっかり磨きます‼)

角の塗装が磨けたら、角にマスキングテープを貼って保護します。

角以外の塗装面を、ポリッシャー、ウールバフ、粗目のコンパウンドを使用して磨きます。
角の塗装はマスキングテープで保護してあるので、色剥げする心配はありません。

角以外の塗装面がある程度磨けたら、角のマスキングテープを剥がし、塗装面全体をポリッシャーで磨きます。 (この時、角もポリッシャーで軽く磨きます‼)

スポンジバフと細目のコンパウンドで粗目のコンパウンドの磨き傷を磨いていきます。
スポンジバフでの磨きは、色剥げする心配が無いので、角にマスキングテープを貼る必要はありません。

磨き作業が完了しました‼
角の磨きに手磨きバフを使用すると、角の塗装が色剥げする確率を減らす事が出来ます。
まとめ
「磨き作業による角の色剥げ」で失敗したことがある方は多いと思います。
手磨きバフは、磨き作業に必ず必要というわけではありませんが、失敗する確率の高い、角やプレスラインの磨きに自信が無い方にオススメしたい道具です。
特に「これから塗装を始めようと思っている方」「塗装後の磨き作業や、コーティング前のボディの磨き作業に興味がある方」という方は、ポリッシャーと一緒に手磨きバフを購入しておくと良いと思います‼
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